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むつみ会

東北関東大震災ー想定範囲の外と内2

人は未来を過去というレールの上に乗せたがる。しかし未来は過去というレールの上に乗りたがらない。つまり世の中はままならない。自分自身を振り返っても、想定範囲外どころか人生設計が根こそぎ狂うようなことが何度かあった。結婚や家庭、あるいは仕事にしても建設、土木、機械の設計図のようには到底いかない。因果関係で動く訳ではないし、方程式や関数のように正比例や反比例があるわけでもない。努力すればそれだけ収入が増えるわけでもない。

東日本大震災が起きた時、真っ先に脳裏をよぎったのは、こういっては被害者には申し訳ないが、正直なところ、津波より原発の心配だった。原発被害は一過性でなくほぼ永久に続くし、風に乗って水に溶けてどこまで拡散するか分からない。時空を超えた又人力が及ばない被害をもたらす。原発(あるいは原子力そのもの,核融合や分裂)に万が一の事故があったとき、どれほどの脅威を、取り返しのつかない危害をもたらすか、専門家ならずとも知っていた人は少なくない。だから今回の事故を「想定範囲外」ということで天災のせいにするのは、実はチョットおかしいのだ。半分は人災であり、人災としてみれば無論「想定範囲内」ということだ。

大激動期といわれる時代。バブル期からわずか20年後に1000兆円もの財政赤字を抱えて国が破産寸前になろうとは誰が予想したろうか。5年前に2兆円という、創業記録の驚異的黒字を計上した、あのトヨタ自動車が赤字転落するなんて誰が思ったろう。しかし本当に変わるのはこれからだ。一寸先は闇の時代が続く。これからは一人ひとりが「想定範囲外」の出来事を想定しつつ、生きていく腹づもりと覚悟が必要だ。

「想定範囲外」とは見方を変えれば、変化がある、流動的であるということであり、未来によくも悪しくもキャパ が横溢しているということだ。未来には顔がない。真っ白けで風景がない世界だ。だから怖くて、不安で、心細い。

人が未来を過去というレールの上に乗せたがるのは、過去という、確定した、不動の存在の安心感にすがりたいためだ(そのかわりキャパはゼロだ)。しかしどんなに怖くて、不安で、心細くとも進むしかない。「想定範囲外」という言葉で、未来というすぐ目の前にある現実を迂回することはできない。一歩がだめなら半歩でもいい 勇気がないならどこからか探してくればいい。半歩でも進めば何かが変わる。「想定範囲外」の未来は現在の心次第で良くも悪くもなるということだ。



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