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むつみ会

九州新幹線開通、そんなに浮かれて大丈夫?その1

数か月前たまたまだが松本清張原作の「張り込み」というDVDを見た。昭和30年代前半の映画だと思う。東京の刑事が殺人犯の容疑者を追って、遥々佐賀くんだりまでやって来る。当時の佐賀駅のいかにもひなびた佇まいがいい。

佐賀市内のある町に、容疑者の元恋人で今は人妻となっている女性(先般亡くなった高峰秀子が演じている)がいて、人知れず張り込みをする話だ。 二人の刑事が東京から蒸気機関車で佐賀に向かう車中のシーンが、冒頭から約15分にわたって続く。東京は上野駅から、静岡、名古屋、大阪、岡山、広島、関門トンネル、小倉、博多と、連絡待ち停車などを繰り返しながら、営々と時が過ぎる。

深夜出発が、翌々日の朝ようやく佐賀到着。 真夏のうだるような暑さの中、天井で扇風機が気だるげに回っている。蒸気機関車の煤煙が入ってくるからトンネル通過などの度に窓を閉め切る。皆下着一枚で暑さをしのぎながら、背もたれが90度のシートの上で眠り、駅弁を食み、小さな陶器の茶壷のお茶を飲む。 九州新幹線開通祝賀ムード(東日本大震災でセーブ気味だが)の今、ぜひ見てもらいたい映画だ。わずか50余年でこの落差の大きさは何だろう。この落差をどう感じ取るか。
便利になったもんだ・・とごく一面的な感慨で終わっては余りにさびしい.日本人って繊細で、情緒的で、もっと詩人だったはずだ。



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