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むつみ会

九州新幹線開通、そんなに浮かれて大丈夫?その3

自動車を運転していると、目的地に到着することしか頭にない自分がいることに気付く。思い返しても途中の記憶が殆ど抜けている。同じ道のりを今度は徒歩で辿ってみるといい。途中経過の欠落した行動がいかに味気なく、間の抜けたものであるか痛感するだろう。 今選抜高校野球があっているが、まるでひいきのチームの勝ち負けの結果の新聞記事だけを見るようなものだ。TV観戦もいいが、甲子園のスタンドで応援すればもっといい。体験ゾーンだ。歩いていると五感が解き放たれたように、今まで見えなかったものが見え、聞こえなかった音が聞こえてくる。

何かしら不思議な感じだ。 スピードアップすればするほど、目的地到達に心がとらわれ、体験ゾーンが消失してゆく。スローダウンすれば丁度逆の結果となる。体験ゾーンのない目的地への移動はB地点からA地点へワープするようなものだ。「点」だけがあって、その狭間の「線」も「面」もない。広がりが、ふくらみが、光と影が、多様性がない世界だ。
そういう世界にいつも暮らしていると、きっと頭も心も「点」だけになってしまう。 なぜそんなに限りなく加速したがるのか?一般大衆のためというより、おそらく何かしら大きな利権がらみの思惑からだろう。

確かバブル期に県選出の自民党国会議員から、やぶからぼうな感じで誘致運動が起きたような気がする。熊本県の経済浮揚につながるなら、つべこべ言っても仕方ないが、100%それはない。広域アクセスの充実は経済的側面からいえば、生き血をすする吸血鬼を呼び込むようなものだ。 なぜならより大きな資本と都市には求心力が働き、より小さな資本と都市には遠心力が働く。人にもお金にも。 それが避けられない市場経済の論理だ。九州新幹線というアクセスがその論理を増幅加速させる。
かって田中角栄が故郷新潟に首都圏の繁栄を呼び込もうと、「日本列島改造論」をぶち上げ、高速交通網を整備した。その結果は現在の異常な首都圏へのヒト、モノ、カネの集積、いわゆる東京一極集中だ。同時に関西経済圏は凋落し、田中角栄の思惑と逆に地方の過疎化が進んだ。や昼寝やぼんやり旅を満喫する、会社公認の暇なひとときをどうか奪わないでくださいナ。

Noda sigeharu



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