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むつみ会

九州新幹線開通、そんなに浮かれて大丈夫?その6

コンピューターとウエブの驚異的な発展は、世界に二つの点で思わぬ大変革をもたらした。第1に経済が物流を核とした実体経済から大きくかい離して、金融が支配する(GDPの90%以上が金融)前代未聞のバーチャル経済となった。そこはモノでなくカネという数字だけが動く世界である。(もうひとつは情報発受信の多核化)

しかもその速度が半端ではない。新幹線はもちろんロケットと比べても異次元レベルだ。いわゆるスパコンでは今や数千分の1秒の処理速度である。それで売った買ったの取引がなされ,地球全体がリアルタイムとなって儲けた損したが決定してゆく。

コンピューターを駆使した金融のバーチャル経済の下では、もう地球の裏側もお隣さんも関係ない。地球の広さは完全に無意味化し、人間は地球と等身大になるまでに“ガリバー化”してしまった。そうしてもっぱら儲けだけを追い求める経済活動も共にガリバー化し、まさに時空を超えて,息つく間もなく地球上をかけめぐり、もう人間の手に負えないものとなりつつある。

「点」の牢獄に閉じ込められた世界は窒息寸前である。スピードアップは世界を狭くするだけでなく、世界中の人間の意識をお金儲けのことしか考えられない空間に閉じ込めてしまった。このままでは人間は破滅するだろう。 だから今声を大にしていいたい。人類は淘汰に淘汰を重ねて初めてここに生存しているのだということを。

いやすべての生き物は淘汰に耐えた種だけが残った。与えられた環境条件の下、たとえ破衣粗食であろうと、いつまでも生存できるような、持続可能な、食生活を中心とする生活体系(ライフスタイル)を構築できた共同体だけが生き残った。構築に失敗した無数の共同体は歴史の中に埋没していった。そのライフスタイルを[文化」というのだ。

今の世界は文明ではあっても文化ではない。文化とは広がりであり、ふくらみであり、そこでは有機的生命と愛があふれ、光があり影があり、よろこびがあり、無欲があり、多様性があり、自由があり、柔軟極まる適応性があり、他の生き物との共生関係があり、自然を敬う心があった。たかが紙切れ一つのために万物が右ならえして止まない、そんな硬直した、無機質の、単細胞の、冷血の、息苦しい,人工の体系の事などでは断じてない。

生があって死があるのではない。死という絶対的環境の中に奇跡の賜物として生まれた儚いシャボン玉が生命である。その命を支え伝えてきたのが文化である。そして文化の担い手として今もって息絶え絶えになりつつも生存している唯一の共同体が[家族」である。家族とは世の中のバロメーターだ。世の中のいいことも悪いことも家族という形の中に集約され、そこから世の中に向かって拡散していく。家族とは人類の最期の砦なのだ。

Noda sigeharu




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